


[ 科名・植性 ] キキョウ科ツルニンジン属の多年草
[ 花期・草丈 ] 8〜10月 1〜3m
[分布・生育地] 北海道〜九州の丘陵地や山地の林内/林縁
■山野に咲く、滋養の宝
ツルニンジンは、キキョウ科のつる性多年草で、北海道から九州に分布し、丘陵地や山地の林内に生育する。地下に太い塊根をもち、食用や薬用に利用される。晩夏から秋にかけて淡緑色で紫褐の斑点がある釣鐘状の花を下向きに咲かせる。根は高麗人参に似ており、韓国では「トドック」と呼ばれ、キムチや揚げ物にする。塊根は漢方で「党参」として利用され、痰切りや倦怠回復に効果があるとされる。