



[ 科名・植性 ] シュウカイドウ科シュウカイドウ属の多年草
[ 花期・草丈 ] 8~ 10月中旬 40㎝
[分布・生育地] 本州(栃木県~愛知県)の山地の林下、林縁野
■秋に咲く、優雅な紅のしずく
シュウカイドウは、中国原産の多年草で、江戸時代に日本へ渡り観賞用として広まった。夏から秋にかけて淡紅色の花を咲かせ、花の形がバラ科の海棠(カイドウ)に似ていることから名付けられた。
葉はゆがんだハート形で、実は熟すと裂けて種を飛ばす。
丈夫で育てやすく、湿気の多い半日陰を好む。地中の球根や葉の付け根にできる珠芽で増える。日本では九州以北に野生化し、近縁種が沖縄にも自生する。