
[ 科名・植性 ] マツムシソウ科マツムシソウ属の多年草
[ 花期・草丈 ] 8~10月 60〜90cm
[分布・生育地] 北海道〜九州の山地の草原
■秋風に揺れる紫の舞
マツムシソウはマツムシソウ科の越年草・多年草で、日本固有種。草丈60〜90cmで、対生する葉は羽状に裂ける。8〜10月に紫色の花を咲かせ、スズムシが鳴く頃に開花することから和名がついたとされる。花は頭状花序で径4cmほど。冬を越して花をつけ、薬草として皮膚病の治療にも用いられる。近縁種のセイヨウマツムシソウは園芸品種として広く栽培される。各地で減少しており、レッドリスト指定を受ける地域も多い。