




[ 科名・植性 ] ユリ科ユキザサ属の多年草
[ 花期・草丈 ] 4月中旬〜7月中旬 20から70cm
[分布・生育地] 北海道から九州の林の中などの陰地に自生
■雪の名を持つ、やさしい春の味
ユキザサはユリ科の多年草で、日本や朝鮮半島、中国などに分布。山地の落葉広葉樹林に自生し、5〜7月に白い小花を多数咲かせる。果実は球形の液果で、赤く熟す。
名前は雪のような白花と笹に似た葉に由来。春の若芽は山菜として食べられ、アクが少なく、おひたしや天ぷらに適する。茎が小豆色を帯びることから別名「アズキナ」とも呼ばれる。葉が開ききらない若芽は毒草ホウチャクソウに似るため採取時期に注意が必要。
[注]APG植物分類体系では、ユリ目ユリ科からキジカクシ目キジカクシ科に分類される