[ 科名・植性 ]　サクラソウ科サクラソウ属の多年草
[ 花期・草丈 ]　５〜６月　10cmほど
[分布・生育地] 　日本全土の亜高山帯〜高山帯
■雪を割り、可憐に咲く—高山の小さな宝石
ユキワリソウはサクラソウ科の多年草で、日本の亜高山帯から高山帯に自生する高山植物。湿った岩場に生育し、高さ10cmほど。5〜6月に淡紅紫色の小花を3〜20個咲かせる。葉は楕円形で、裏面に淡黄の粉を持つ。変種にはユキワリコザクラやレブンコザクラなどがあり、レブンコザクラは絶滅危惧II類に指定されている。なお、「雪割草」はミスミソウやイチリンソウの別名としても使われる。