




[ 科名・植性 ] ユキノシタ科ユキノシタ属の多年草
[ 花期・草丈 ] 5-7月20-50 cm
[分布・生育地] 本州、四国、九州の山地の湿った場所
■雪の下でも息づく生命力
ユキノシタは日本や中国に分布する常緑の多年草で、湿った半日陰地に自生する。円形の葉を持ち、5~7月に白い花を咲かせる。下の2枚の花弁が特に大きく、独特の形をしている。走出枝を伸ばし、新しい株を作って増える。
観賞用として庭に植えられるほか、春の山菜として天ぷらやおひたしに利用される。薬草としても知られ、葉をあぶって火傷やしもやけに使ったり、絞り汁を中耳炎の治療に用いたりする。葉の赤色素は、浸透圧の実験にも使われる。