[ 科名・植性 ]　アカバナ科ヤナギラン属の多年草
[ 花期・草丈 ]　７〜９月　0.5〜1.5m
[分布・生育地] 　北海道王／中部地方以北の亜高山〜山地帯の草地や礫地
■燃えた大地に、紫の再生
ヤナギランはアカバナ科の多年草で、高さ0.5〜1.5mの直立した茎に、柳に似た葉と濃紫色の花をつける。花期は7〜9月で、果実は綿毛をつけて種子を飛ばす。北半球の温帯や寒冷地に広く分布し、日本では北海道・本州以北の亜高山帯や山地に群生する。山火事跡や伐採地にいち早く生育し、群落を形成するが、土壌が安定すると消えてしまう。霧ヶ峰や尾瀬などが名所で、群馬県片品村や長野県野沢温泉では「ヤナギランまつり」が開催される。