
[ 科名・植性 ] ウコギ科トチバニンジン属の多年草
[ 花期・草丈 ] 6〜8月 50〜80cm
[分布・生育地] 北海道〜九州の山地の林内
■癒しの竹節、伝統の妙薬
トチバニンジンは、日本原産のウコギ科の多年草で、葉がトチノキに似ることから名付けられた。根茎は竹節状の結節を持ち、解熱や去痰、咳止めなどの生薬「竹節人参」として利用される。秋に地上部が枯れた後、根茎を採取し、湯通し後に乾燥して用いる。高麗人参ほどの新陳代謝向上効果はないが、解熱や去痰作用に優れる。根茎の煎じ薬や薬酒として摂取するほか、育毛剤にも配合される。妊婦への服用は禁じられている。