

[ 科名・植性 ] キキョウ科シデシャジン属の多年草
[ 花期・草丈 ] 7~8月 50〜100cm
[分布・生育地] 全国の山地の林内
■山の風に揺れる紫の舞
シデシャジンはキキョウ科の多年草で、本州や九州の山地に生育する。高さは50~100cmになり、葉は細長く先がとがる。7~8月に紫色の花を咲かせ、花びらは5つに裂けて反り返り、長く突き出た花柱が特徴的である。
名前の由来は、花の形が神前に供える「四手」に似ていることから。朝鮮半島や中国東北部にも分布する。世界に約50種あるが、日本には1種のみ生育している。