





[ 科名・植性 ] キンポウゲ科セツブンソウ属の多年草
[ 花期・草丈 ] 2月〜3月 5~15cm
[分布・生育地] 本州(関東地方以西)日のさす山麓の疎林。石灰岩地を好む
■春を告げる、儚き白き妖精
セツブンソウはキンポウゲ科の多年草で、日本固有種。本州の関東以西に分布し、石灰岩地の落葉樹林に自生。2〜4月に白い花を咲かせ、花弁に見えるのは萼片で、黄色い蜜腺を持つ。春に芽を出し、開花後に葉を茂らせ、晩春には枯れて休眠する「春の妖精(スプリング・エフェメラル)」の一種。環境省のレッドリストで準絶滅危惧種に指定され、乱獲や環境破壊で減少。栃木・埼玉・兵庫・広島・山口などに群生地がある。