


[ 科名・植性 ] キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草
[ 花期・草丈 ] 3〜6月 20cmほど
[分布・生育地] 日本全土の湿潤な山裾の雑木林内/林縁
■春の森に寄り添う、可憐な二輪の花
ニリンソウはキンポウゲ科の多年草で、春山を代表する花。1本の茎に2輪の白い花を咲かせることが名の由来。北海道から九州、東アジアに分布し、山地の林床で群生する。若葉は山菜として食用可で、煮沸後にお浸しや和え物に利用されるが、生食は下腹部痛を引き起こすこともある。トリカブトと酷似し、誤食による死亡例があるため、採取時は花を確認する必要がある。