



[ 科名・植性 ] ミソハギ科ミソハギ属の多年草
[ 花期・草丈 ] 6〜9月 40〜120cm
[分布・生育地] 日本全土の湿地や田の畔
■夏の水辺に揺れる、禊の紫花
ミソハギはミソハギ科の多年草で、日本や朝鮮半島に分布し、湿地や田の畔に生育する。茎は四角形で、細長い葉を対生し、夏に紅紫色の6弁花を咲かせる。お盆に供える「盆花」として使われ、「精霊花」「霊屋草」とも呼ばれる。和名は「禊(みそぎ)に使われた萩」または「溝に生える萩」に由来する。秋の季語「千屈菜」としても知られ、下痢止めの民間薬として用いられるが、漢名「千屈菜」は別種のエゾミソハギを指すため注意が必要。