
















[ 科名・植性 ] ユリ科カタクリ属
[ 花期・草丈 ] 3~4月 20cm~30cmの多年草
[分布・生育地] 北海道から九州の山地の林の中
■春を告げ、姿を消す森の妖精
カタクリ(片栗)はユリ科の多年草で、日本や北東アジアに分布。春先に紅紫色の花を咲かせ、花後は地上部が枯れ休眠する。発芽から開花まで8〜9年かかるスプリング・エフェメラルの代表種。かつて球根から片栗粉が作られていた。花は晴天時のみ開き、曇天や雨の日は閉じたまま。種子はアリによって運ばれ分布を広げる。昔は「傾籠(かたかご)」とも呼ばれ、葉の模様から「片葉鹿子」の意味も持つ。ちなみに現在の片栗粉はジャガイモ由来。