
[ 科名・植性 ] シソ科イヌゴマ属の多年草
[ 花期・草丈 ] 7〜8月 30〜70cm
[分布・生育地] 日本全土の湿地や川岸
■湿地に揺れる、淡紅色の夏の輝き
イヌゴマはシソ科イヌゴマ属の多年草で、日本全国の湿地や川岸に自生する。地下茎を伸ばして繁殖し、茎は30〜70cmに直立、4稜がありざらざらした手触り。葉は対生し披針形、裏面に短い刺毛が生える。7〜8月に輪散花序を形成し、淡紅色の2唇形の花を咲かせる。花冠は12〜15mmで、上唇は直立、下唇は3裂して内側に細点がある。果実は長さ約2mmの分果で4個ある。別名「チョロギダマシ」。