



[ 科名・植性 ] メギ科イカリソウ属の多年草
[ 花期・草丈 ] 4〜5月 20〜40cm
[分布・生育地] 本州・四国の主に太平洋側の丘陵や山裾の雑木林
■錨の形の花が揺れる、春の山野の小さな奇跡
イカリソウはメギ科の落葉多年草で、本州・四国の山地に生育。春に錨の形をした淡紅紫色の花を咲かせる。名前は花の形に由来し、別名サンショクソウやオトコトリアシとも。若葉や花は食用になり、天ぷらや和え物に利用される。生薬「淫羊霍(いんようかく)」として強精・滋養強壮に用いられ、薬酒にも加工される。バイアグラと類似の作用を持つ成分が含まれ、男性ホルモン様の効果も報告されている。