

[ 科名・植性 ] シソ科オドリコソウ属の二年草
[ 花期・草丈 ] 3〜5月 10〜25cm
[分布・生育地] 日本全土の畑/空地/道端/草地
■春の道端に舞う、小さな踊り子たち
ヒメオドリコソウはヨーロッパ原産の越年草で、日本には明治時代中期に帰化し、本州を中心に分布する。高さ10〜25cmで、四角形の茎を持ち、葉は対生し上部は紫紅色を帯びる。春に赤紫色の唇形花を咲かせ、蜜源としてミツバチの重要な食料源となる。オドリコソウ属の仲間で、花序が環状に並ぶ様子が踊り子に例えられたことが名前の由来。ホトケノザとよく似ているが、葉の色や形状で区別できる。