
[ 科名・植性 ] ユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草
[ 花期・草丈 ] 3~4月 5cm前後
[分布・生育地] 福島県~京都府の川沿いや湿った森
■春の渓流にきらめく、白き猫の瞳
ハナネコノメは、日本の山地に生える小さな多年草であり、3〜4月に白い花を咲かせる。花の中央には暗紅色の小さな粒(おしべ)があり、猫の目のように見えることが名前の由来である。
本州の福島県から京都府のに自生し、苔むした岩の上などにも咲く。葉は小さく扇形で、花が終わると地面を這うように広がる。育てる際は、適度な日陰と湿り気を保つことが重要であり、株分けや挿し芽で増やすことができる。