





[ 科名・植性 ] ツツジ科ギンリョウソウ属の多年草
[ 花期・草丈 ] 4~8月 10〜20cm
[分布・生育地] 日本全土の湿った森林の腐植土
■光なき森に咲く、神秘の花
ギンリョウソウはツツジ科の腐生植物で、菌類を介して樹木から栄養を得る。日本全土を含むアジアの広範囲に分布し、湿った森林の腐植土に生育する。地下茎を持ち、4~8月に白い半透明の花を咲かせる。花の柱頭は紺色で、受粉はマルハナバチが担う。果実はモリチャバネゴキブリによって散布される。類似種にギンリョウソウモドキがあり、花期や果実の違いで区別できる。2022年には近縁種キリシマギンリョウソウが発見された。