




[ 科名・植性 ] キジカクシ科ギボウシ属の多年草
[ 花期・草丈 ] 7〜8月 15~150cm
[分布・生育地] 全国の山間の湿地
■優雅に彩る、日陰の宝石
ギボウシは東アジアに広く分布する多年草で、日本の湿地や山林にも多くの種類がある。草丈は15~150cmと品種によって異なり、6~9月に白や紫の花を咲かせる。つぼみは筒状でよい香りがあり、1つの花は1日でしぼむが次々と新しい花が咲く。
和名の由来は、つぼみが橋の装飾「擬宝珠(ぎぼし)」に似ているため。地域によって呼び名も異なる。葉は春から秋まで美しい緑を保ち、花以上に観賞価値が高い。江戸時代から栽培され、欧米にも広まり、特にアメリカでは大型品種が人気である。日陰でも育つため、庭園でもよく使われる。