




[ 科名・植性 ] フウロソウ科フウロソウ属の多年草
[ 花期・草丈 ] 7〜10月 30〜70cm
[分布・生育地] 日本全土の山野や道端
■たちまち実感、自然の妙薬
ゲンノショウコは、日本全土の山野や道端に自生するフウロソウ科の多年草で、薬草として古くから知られている。名前の由来は、下痢止めとしてすぐに効果が現れることから。「ミコシグサ」とも呼ばれ、秋に種を飛ばした後の果実の形が神輿に似ているためである。
夏から秋にかけて紅紫色や白色の花を咲かせ、花弁は5枚。葉は掌状に分かれ、茎は30~70cmに伸びる。日本だけでなく、朝鮮半島や中国にも分布する。乾燥させた全草は、整腸作用のある民間薬として利用されている。