








[ 科名・植性 ] ナデシコ科マンテマ属の越年草
[ 花期・草丈 ] 6〜9月 30〜100cm
[分布・生育地] 北海道〜九州の低地〜山地までの日当たりの良い場所
■野にひそむ、慎ましき白花
フシグロはナデシコ科の越年草で、高さ30~100cmに成長する。茎の節が暗紫色を帯びるのが特徴で、和名の由来にもなっている。6~9月に白い花を咲かせるが、同科の他種と比べて地味な印象。北海道から九州、朝鮮半島、中国東北部に分布し、日当たりの良い場所に生育。別名「サツマニンジン」は、薩摩で本種の根がトチバニンジン(竹節人参)に混ぜられて販売されたことに由来する。