エンレイソウ (延齢草)
  • 春
  • 夏
  • 秋
  • 高山
  • 検索と索引
  • お問合せ
2025
9
Mar
エンレイソウ (延齢草)

[ 科名・植性 ] シュロソウ科エンレイソウ属の多年草
[ 花期・草丈 ] 4〜6月 20〜50cm
[分布・生育地]  北海道〜九州の低地〜やや高い山の落葉樹林のやや湿った場所
■静寂の森に咲く、命を延ばす草
エンレイソウはシュロソウ科の多年草で、日本の北海道、本州、四国、九州の落葉樹林に生育する。高さ20-50cmの茎に3枚の葉が輪生し、4〜6月に緑色または濃紫色の萼片を持つ小さな花を咲かせる。葉は網状脈を持つのが特徴。花後に黒紫色の実をつける。学名の「Trillium」は「3のユリ」の意味で、花弁・萼片・葉が3枚ずつあることに由来する。アイヌ語の「エマウリ」が転じたとも、薬草として利用され「命を延ばす」とされたことから名付けられたともいわれる。有毒成分を含むが、新芽を山菜として食べる地域もある。


Copyright ©  山野草図鑑―山野妖精花譜― All Rights Reserved.
2025
9
Mar

エンレイソウ (延齢草)

えんれいそう

[ 科名・植性 ] シュロソウ科エンレイソウ属の多年草
[ 花期・草丈 ] 4〜6月 20〜50cm
[分布・生育地]  北海道〜九州の低地〜やや高い山の落葉樹林のやや湿った場所
■静寂の森に咲く、命を延ばす草
エンレイソウはシュロソウ科の多年草で、日本の北海道、本州、四国、九州の落葉樹林に生育する。高さ20-50cmの茎に3枚の葉が輪生し、4〜6月に緑色または濃紫色の萼片を持つ小さな花を咲かせる。葉は網状脈を持つのが特徴。花後に黒紫色の実をつける。学名の「Trillium」は「3のユリ」の意味で、花弁・萼片・葉が3枚ずつあることに由来する。アイヌ語の「エマウリ」が転じたとも、薬草として利用され「命を延ばす」とされたことから名付けられたともいわれる。有毒成分を含むが、新芽を山菜として食べる地域もある。