学名 Arisaema sikokianum
分類 サトイモ科 テンナンショウ属
▼特徴
名の由来は、その白くふくれた部分が雪のように白く、餅のように柔らかいことからきている。
花は、1個の仏炎苞に包まれた特異な形態です。「仏炎苞」は、有名なミズバショウと同じく、小さな花を周囲に密生させた棒状の花穂(肉穂花序)を苞葉が包みこんでいるもので、仏像の後背の仏炎に似ているためこのように呼ばれます。
このユキモチソウでは、仏炎苞は、長さ7~12cmほどと少し長く見え、紫褐色でやや密に白~淡紫褐色の条が入り、少し湾曲しながらほぼ垂直に立ち上がっています。仏炎苞の先は鋭三角形状に長く伸びています。
ただ、仏炎苞の口辺部~下部の内側は白色で、よく目立ちます。
葉の特徴は球茎から伸びた茎を偽茎という。
そこから葉の柄を2本出し、楕円形の小葉3枚から5枚を鳥足状につける。
葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)のあるものとないものがある。
葉には白い斑の入る場合もある。
実の特徴は花の後にできる実は液果(果皮が肉質で液汁が多い実)である。
この花について
その他 有機質の多い土壌を好み、半日陰で育つ。
環境省のレッドリスト(2007)では、「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録されている。
名の由来は、その白くふくれた部分が雪のように白く、餅のように柔らかいことからきている。
仏炎苞とのコントラストが美しい。