



[和 名] 紫錦唐松 しきんからまつ
[学 名] Fagopyrum esculentum
[科名.属名] 蓼科 ソバ属
[花 期] 8月〜10月
[草 丈] 60cm~100cm
[特 徴] 多年草
[生育場所] 山地の林内
[分 布] 中部地方
夏、真っ白に花を咲かせたそば畑は心なごむもの。しかしこの花の仕組みが植物界の少数派であることをご存知の方は少ないのでは?普通の花は雄しべ・雌しべが一つの花で受粉します。しかしそばの花には雌しべの長い「長柱花」と雌しべの短い「短柱花」という二種があり、長柱花・短柱花の組み合わせでしか実を結べません。隣の株、しかも相手を選んでの受粉は虫や風だけが頼り。虫が少なく雨が多かった年には実を結ばず散る花も多いとか・・・。
可憐で素朴なその見た目どおりの不器用な一面を持つ花なのです。そばがらの枕」は、そばの実の中の白い部分を取り除いたあとの
黒い殻(から)をたくさん集めて、枕の中にぎっしり入れたもの。