[和 名] 舞鶴草 まいずるそう
[学 名] Maianthemum dilatatum
[科名.属名] 百合(ゆり)科 マイヅルソウ属
[花 期] 4~5
[草 丈] 10〜25cm
[特 徴] 多年草
[生育場所] 亜高山帯の針葉樹林内に生える
[分 布] 北海道〜九州の山地
鶴が羽を広げた様子にたとえたもの。
イヅルソウはやや高い山から亜高山帯、北国の森林や林縁、湿原などに見られる植物です。
花を咲かせる芽は茎を高さ10cm前後に伸ばして葉を2~3枚つけます。花が咲かない芽は大きめの葉を1枚つけます。葉は幅が広く、はっきりとした柄があります。葉の葉裏に毛はなく、この点で近縁種のヒメマイヅルソウと区別できます。花は径3mmで、茎の先端に長さ2~5cmの穂状につきます。花後に液果が数個つき、秋に赤く熟します。地下茎は細いひも状で、枝分かれしながら長く伸びます。
日本列島では北のものほど姿が大きく、南のものほど小さい傾向にあり、南限の屋久島産のものは葉の長さが1cm前後しかありません。