科名:キンポウゲ科/属名:サラシナショウマ属
和名:晒菜升麻/生薬名:升麻(しょうま)/学名:Cimicifuga simplex
低山帯から亜高山帯の山地、山すそなどいたるところに自生する大型の多年草
朝鮮半島、中国、シベリアなどに広く分布
秋に根茎(こんけい)を掘り取り、水洗いして、ひげ根を取り天日で乾燥します。
これを生薬(しょうやく)で、升麻(しょうま)といいます。
升麻(しょうま)は、黒色で断面が黄褐色なので黒升麻(くろしょうま)といい、また、代用のアカショウマ、トリアシショウマ、アワモリショウマの他のショウマ類から取った根茎と区別するために
真升麻(しんしょうま)という場合もあります。
サラシナショウマは、多年草草本(そうほん)で、根茎(こんけい)は不規則な塊(かたまり)状で横に長く伸び、根はひげ状になっています。
茎は直立して1~1.5メートルになり、葉は互生(ごせい)して長い柄があり2~3回に分かれて多くの複葉をつけ、基部の葉が小さくなっています。
小葉は卵形で先は尖り、2~3裂して葉縁には尖った鋸歯(きょし)があります。
花は8~10月に茎頂(けいちょう)に長いブラシのように白色の小花を多数つけ穂状花序(すいじょうかじょ)を美しく形成します。
がく片は花弁状で早く散り、白色の雄しべが残ります
イー薬草・ドット・コムより引用