[和 名] 四手沙参 しでしゃじん
[学 名] Asyneuma japonicum
[科名.属名] キキョウ科 カラマツソウ属
[花 期] 7~8月
[草 丈] 50-100cm
[特 徴] 多年草
[生育場所] 山地の林内
[分 布] 北海道、本州、四国、九州
キキョウ科の多年草。茎は高さ50-100cm。葉は互生し、長卵形から長楕円(ちょうだえん)形で先はとがる。8~9月、茎上部の葉腋(ようえき)に紫色花を開く。花冠は基部まで5裂し、裂片は線形で反り返り、花柱は長く突き出て、柱頭は3裂する。丘陵帯から山地帯の野原や林縁に生え、本州、九州、および朝鮮半島、中国、東シベリアに分布する。名前の由来は、花冠裂片の形を、神前に供える四手(しで)に見立てたもの。シデシャジン属は、花冠は基部まで細く5裂し、葯(やく)は離生する。世界に約50種、日本に1種分布する。